変わり種で、二人の食卓をリフレッシュ
土鍋は季節を問わずに活躍するほか、和・洋・中・エスニックとなんでもできてしまうオールマイティな鍋でもあります。そのまま食卓に出せるから、洗い物も少なくてうれしいかぎり。ふたを開けたらいつもの鍋物や煮物ではなく意外なエスニック、なんていうサプライズを食卓で演出して、二人の日常をリフレッシュするのもおもしろいですね。
いま流行りのモロッコ料理タジンは土鍋でも十分、完璧に調理ができるんです。
鍋底にタマネギの薄切りを敷きつめ、１口大の鶏肉、そら豆の順に重ねてイタリアンパセリのみじん切りを散らします。
｛シナモンパウダー小さじ1/2、唐辛子の小口切り１本分、粗塩小さじ１、オリーブオイル1/4カップ｝を混ぜ合わせて鍋の材料にかけ回し、ふたをして弱めの中火で約20分むし煮すればできあがり。さらにパセリを散らしてサーブすると見栄えが引き立ちます。
ほかにも変わり種として、手作り豆腐が満足度の高い人気メニューです。
豆乳400ccににがり大さじ１1/2を入れて軽く混ぜ、しばらくおいてからふたをせず弱めの中火にかけます。回りが固まってきたら火を止めてラップでふたをし、さらに土鍋のふたをして約10分おいておくだけ。土鍋の余熱を利用して驚くほど簡単に豆腐ができてしまうのです。しかも市販の豆腐に比べて柔らかでなめらか。やみつきになるおいしさに夫婦の会話も弾みます。