夫婦二人で土鍋料理

共同作業で楽しく土鍋クッキング

 

 

土鍋料理でポピュラーなのは、なんといっても寄せ鍋や湯豆腐などの冬の鍋物ですね。そのほかは、お粥をたくことがあってもご飯は電気ジャーという方がほとんどです。

 

土鍋の特徴をあらためて挙げると、じっくりと全体に火が回るため素材のうまみを十分に引きだせる、保温力にすぐれているため余熱を利用して料理ができるなど。ですから鍋物のほか炊飯、煮物、蒸しものに最適で、季節を問わず活躍してくれる便利な調理道具なのです。

 

土鍋で夫婦二人の食卓をフレッシュに開拓してみましょう。鍋のサイズは2~3人用で8号(外径約25㎝)ですが、お客さまの場合も考えると4~5人用の9号(外径約28.5㎝)がベターかもしれません。

 

二人の共同作業でつくった土鍋料理を二人で食べれば、おいしさも倍増です。夫婦のウイークエンドに東北の郷土料理「ひっつみ鍋」はいかがでしょう? ご主人がひっつみを担当し、その間に奥さまが材料と鍋汁の用意を。

 

ひっつみの作り方は、小麦粉200gに塩水100cc(塩小さじ1/2)を入れ耳たぶの固さに練るだけ。あとは生地を1口大にちぎり、水にくぐらせて平たくのばしておきます。

 

具材は大根、ゴボウ、里芋など好みの冬野菜と鶏肉で、汁は昆布とかつおのだし汁に、みりん・醤油各適量でシンプルな味つけにします。具が煮えたらひっつみを加え、4、5分煮たら食べごろ。役割分担をすれば超スピーディに手づくりの熱々鍋ができあがります。